毎日本当に暑いですね。
エネルギー価格の上昇とインフレで電気代がびっくりするほど高くなりますし、
週3バイトの身としては、平日、日中誰もいない家でクーラーを使うことに 罪悪感を感じはじめました。
しかし、毎年暑いのに、なぜここ数年だけ電力不足と言われるのでしょうか。
ここ数年、電力不足が声高に言われるようになった理由
東日本大震災で原子力発電所を止めた後でも、10年くらい安定的に電力を供給されていた日本ですが、ここ数年、電力不足の声をよく聞くようになりました。
なぜ今、電力不足が言われるようになったのか。
元々東日本大震災の後に原子力発電所を止めた際には、40年以上前から稼働をつづける老朽火力や長期間停止していたもの、緊急設置していた火力をフル稼働させることで供給量を確保していました。
しかし、電力自由化や住宅用の太陽光発電で発電された電力を固定価格で電力会社が買い取るFIT制度(固定価格買い取り制度)などが導入され 再生可能エネルギーが増えたことで、震災直後に比べて老朽火力や緊急設置していた火力が徐々に停止されていきました。
今後も石油火力発電設備をメインに、廃止が継続される見込みだそうです。
そして当面は火力の新設計画も予定されている一方、供給力全体としては減少傾向にあるそう。
稼働率低下や以前であれば卸電力取引市場の価格の低迷に伴う生産性の悪化、今であればエネルギー問題による採算性の悪化から、それはらさらに加速する懸念があるそうです。
(参考:火力政策をめぐる議論の動向について)
今後のエネルギー問題で必要なことは
これより今、日本が抱えている問題としては、
・再生可能エネルギーが増えたからといって、火力発電がそれを完全に補えているという状態ではない
・さらに突発的に電力が必要となった時に提供できる電力が不足している
のではないかと考えました。
突発的に電力が必要となった時というのは、今のような気温が急上昇した時や自然災害で発電所が止まってしまったときですが、発電の性質上、状況に応じて発電量を調整できるのは今のところ火力発電のみのよう。
(原子力発電は簡単に頻繁に稼働、停止を繰り返せない、再生可能エネルギーは今の所天候などに供給量が左右されるため)
となると、これらの問題を解決させるためには
・普段から節電を心がけて日本全体の消費電力を下げる
・安定供給するための電力を火力以外から取るため、再生可能エネルギーと原子力の割合を増やしていく
というところになるのかなと思います。

この画を見て思うのは2019年度→2030年度に減ってしまった1,000億kwhは節電で賄えるものなのかと。
IT技術の発展に伴って消費電力も増えるでしょうし、自動車もEV化が進むでしょうし。
大丈夫なのかな。。。
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FP2級、簿記2級のなんちゃってFP。
夢はネオニート。実態は週3日派遣の気ままな個人投資家。
10ヶ月宅建&賃管の勉強をしたこともあり、今後は不動産投資に挑戦する気満々です。
コメント
[…] 前回は、ここ数年、電力不足が声高に言われるようになった理由と それに関連する、今、日本が抱えているエネルギー問題について思ったことを書きました。 […]