9月のFOMCの結果を受けて、米国市場は大きく下げています。
私は一旦調整レベルで下げて上に行くと思っていましたが、そんな簡単なことではなさそうです。
今日は週明けの日本株はどうなるのか、考えていきたいと思います。
9月のFOMCで何がおこったのか?
9月20日、22日にFOMCがあり、ダウは大きく下げました。
このFOMCで決まったのは「0.75%の利上げ」で、これは市場の予測通りの結果でした。
予測通りの結果といえどもこの0.75%というのは、今回で連続3回目で、これは歴史的に見ても異例の利上げスピードとなります。
そして、年内残りのFOMCの利上げペースが「11月と12月、今年2回合わせて2.25%となるであろう」と発表され、大きく株価が動きました。
市場予想に対して、より金利を上げてインフレ退治を徹底するということです。
これは8月のジャクソンホール会議でパウエル議長が講演した内容と同じです。一貫してますね。
最近のダウと日経平均の関係について
「米国市場が崩れると日本も崩れる」というのが定説だった日経とダウの関係ですが、2022年に入って少し趣が異なる傾向が見られるようになりました。
このダウと日経平均のパフォーマンス比較のグラフを見てみると、6月ごろからその傾向は顕著に出ています。
そう、ダウが下げても日経平均はそこまで下げていないのです。
体感的に、ダウが下がっても日経はあまり下がらないと感じられるようになったのもその頃からでしょうか。
なぜこんなことが起こるのでしょうか。
それはおそらく、円安が加速したことと関係がありそうです。
ドル円のチャートを見てみると、一段と円安が加速した6月ごろとも一致します。
週明けの日本株はどうなるのか
今回のFOMCの結果と、日銀会合の結果から一段と円安ドル高が加速し、一時145円を突破しました。
これまでの傾向を踏まえると、今回もそこまで日本は下がらないのでは。と思えるかもしれません。
しかし今回日銀は、この145円の突破を受けて24年ぶりの円買い介入を行いました。
日銀はしばらく介入を続けるとしており、現段階で145円以上には行きにくくなっています。
これにより、今まで日本株を支えてきた円安進行は止まり、週明けの日本株は最近の感触以上に下げてくると考えます。
そして米国株が下げるに伴い、日銀が円買い介入してくる以上、日本株も連れ下げ状態が続くのではと思われます。
なお、この円買い介入の効果は一時的なものと言われており、あとどれくらい続くのかもわかりません。
そして、金利を上げる米国と金融緩和を維持する日本とでは、ドル高円安となるのは自然な流れなので、時間と共にこの流れに戻っていく可能性は非常に高いです。
米国をはじめとした世界市場(日本以外)の金利上昇は強く、これからますます世界市場は盛り下がっていくと思われます。
日本でも円安は短期的には株価が上昇しますが、長期的な観点では日本経済に暗い影を落とします。
これから市場はどうなってしまうのでしょうか。
(おまけ)9/22のトレード
先日のブログ(私は買います!3連続S安ダブルスコープ【6619】)で宣言したとおり、9/22にダブルスコープ買いました!
この日はダブルスコープの買いのみです。
正直あまりいいところで買えなかったのですが、欲しいと思っていた量の1/5なので、来週以降下げたところを少しずつ拾っていこうと思っています。
また売ったら、収支を報告します!
※上記記事は特定の銘柄を推奨しているものではありません。投資は自己責任でお願いします。
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時々株主優待も。
コメント
[…] 円安が進行するということは、こちらでも書いたのですが、短期的には日本の株価の上昇につながりそうです。 […]